公開日:2018.03.29
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住宅と建築の「あいだ」でハウス・ベースができること
ハウス・ベースでは、設計事務所様や工務店様とのネットワークがありますので、仕事の打合せでいろいろな街に行くことがあります。
それぞれの街にはやはり独特の「雰囲気」がありますし、お気に入りのご飯屋さんなどを見つけたりする楽しみもあります。
電車オタクではないのですが、新幹線や特急電車に乗ると仕事をしながら移動もできるので、良い気分転換にもなりますし、新たな発想が生まれることもあります。
(日帰りで夜に帰るときは、車内で「プシュ」と始めることもありますw)
このブログもそうした移動中の車内で書くことが多いのです。
本日は、認定こども園の仕事の打合せに行きました。
定員300人弱の大きな幼稚園様が、施設の老朽化に伴い、認定こども園としての新園舎を建設するプロジェクトです。
家づくりの仕事がメインのハウス・ベースですが、住宅以外の用途の建物のプロジェクトマネジメントも行っています。
住宅も施設も、
「住宅(施設)を建てたいけど、誰に相談していいかわからない」
という悩みは共通ですので、何かお役に立てればと思っています。
私の個人的な考えですが、「住宅」と「建築」は同じ建築物でも分野が違うと考えています。
お金のことだけで考えると、
個人の資産で建てる(あるいは購入する)のが「住宅」であるのに対し、
税金や会社の資産で建てるのが「建築」です。
建物の規模で考えると、「住宅」と「建築」のあいだに存在するものがあります。
比較的に小規模の福祉施設(幼稚園、保育園)や商業施設(店舗、倉庫)などです。
こうした施設は、個人のオーナーや小規模な法人が自己資金や銀行融資、補助金などにより建設費を捻出するという部分で、ハードは「建築」ですが、お金に関することは「住宅」に近いです。
そうした仕事では発注者に寄り添いながら、事業計画の策定やコスト、スケジュールの管理、設計事務所や建設会社の選定などの仕事が求められます。
ハウス・ベースでは、施設系の設計、施工ができる設計事務所や工務店ともネットワークを構築しておりますので、住宅と同様にプロジェクトの内容に応じて、ふさわしいつくり手をご紹介しています。
私自身も、設計事務所で働いていたときに福祉施設や商業施設の設計も手掛けておりましたので、実務的な内容は把握しています。
ほとんどの個人オーナーや小規模な法人では、こうしたことを自前で行うには限界があり、ワンストップで提供してくれる大手の会社などに「任せてしまう」ことも多いのですが、費用が割高だったり、融通が利かなかったりと不満が多いのです。
ハウス・ベースは自社で設計や施工を行う会社ではありませんので、発注者の方針に合わせて、中立的な立ち位置で、プロジェクトをマネージメントするようにしています。
繰り返しになりますが、住宅も施設も抱える問題は一緒です。
発注者、設計者、施工者が「三方よし」になれるように、ハウス・ベースが全力でサポートしていきたいと思っています。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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