公開日:2018.07.05 / 最終更新日:2018.07.06
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再生エネ拡大が追い風となり蓄電池ビジネスが伸びる予感
再生可能エネルギーなどの拡大を追い風に、蓄電池ビジネスが活況になってきています。
蓄電池の需要は、確実に高まっています。
理由の1つは再生可能エネルギーの広がりです。
太陽光や風力発電は発電量が天候に左右されやすいですが、蓄電池を使えば1日を通して電気を使いやすくなります。
2つめの理由は、国内の住宅用太陽光発電を巡る動きです。
住宅用太陽光発電の余剰電力買い取り制度は2019年で開始から10年がたちます。売電価格が大幅に下がる家庭が出てくるため、売電目的から自宅使用に移行が進むとみられています。
メーカーは自宅使用に必要な住宅用蓄電池の需要が広がるとみて、掘り起こしに動くはずです。
そして理由の3つめが各国の環境規制強化を受けた電気自動車(EV)市場の広がりです。
四輪車のエンジンの始動を助ける蓄電池を量産することを検討しているメーカーも出てきました。
蓄電池生産が増えればコストも抑えられ、消費者にとって買いやすくなる可能性があります。
「電気は買うものではなく、つくってためるもの」
に変化すると、住宅や車の役割は確実に変化が起こりますね。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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