公開日:2019.06.07
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高校生と建築家がエコハウスを語りあう!次世代の若い人と住宅業界の課題を共有
エコハウスに関心のある高校生との出会い
エコハウスに関心のある高校生と出会いました。
高校3年生のNさん(女性)です。
きっかけは、今年の5月13日に見学した「HBエコハウス見学会」です。
その見学会の様子はこちら。
フェイスブックのイベント情報より、この見学会のことを知り、学校の授業が終わってからお母さんと共に参加してくれました。
高校生から申し込みをいただいたので少し驚きました。
本人に聞いたところ、エコハウスなどに関心があり、いろいろと専門家の人の話を聞いたりしているそうです。
その積極的な姿勢はすごい!と思いました。
(自分が高校生の時と比較してしまいました・・・。女性のほうが積極的ですね。)
見学会の時に、時間の関係でNさんの質問などにゆっくり答えられなかったことを申し訳なく思っていました。
その後、見学会の会場を提供していただいているSUR都市建築事務所の浦田さんも同様に感じていただいていたこともあり、再度お会いして、ゆっくりとNさんの質問などをお聞きする場を設けることができました。
私も同席させてもらいました。
高校生と建築家がエコハウスを語る
再会の場は、浦田さんの事務所です。
Nさんは来年大学受験を控えています。
大学で具体的に学びたいテーマがあり、そのテーマにエコハウスが関連することから、いろいろな人の話を聞いているそうです。
Nさんからいろいろ質問を受け、建築家の浦田さんが回答するかたちで話は進みました。
実際に浦田さんの自邸であるエコハウスを見学されていますので、Nさんもエコハウスの付加価値を評価してもらっていることが感じられました。
Nさんの質問は、シンプルかつ本質を突いた内容でしたので、私も頭をフル回転させながらお話しさせてもらいました。
エコハウスに関する現状を話すと、日本はとても遅れているということが、高校生にも理解してもらえました。
これからの社会を担う若い人に、情けない大人の事情を話すことは、とても切なく感じました・・・。
高校生と日本の家づくりの課題を共有する
せっかくの機会なので、エコハウスに限らず、日本の住宅業界における現状と課題についてもお伝えしました。
衣食住の課題は、これからの若い人にも共有すべき話だと思ったからです。
ホワイトボードなどがなかったので、用紙にサインペンで事実や数字を書きながら、なるべく噛み砕いて説明しました。
(口ベタなので普段からなるべく紙に書いて説明するようにしています)
主に伝えたことは下記です。
・日本の住宅数と世帯数の差
・空き家の問題:戸建て住宅、マンション共
・人口減少で起こること
・つくり手側の事情:施工できる会社、人が減っている
・住宅会社の違いとシェア
・日本の住宅事情の特異性:住宅の総量規制がされていない
・日本の住宅には資産価値が無い:資産価値が減りにくい住宅の必要性
・住宅をお金に変える仕組みの必要性
「家づくり業界の池上彰さんを目指す!」ことが目標の私ですが、うまく説明できたかは自信はありません(苦笑)。
こうした経験をすると、池上さんの「難しいことをわかりやすく伝える偉大さ」を痛感します。
きちんと伝わっているか自信はありませんが、メモをきちんと取りながらNさんは真剣に話を聞いてくれました。
Nさんからは、おみやげまでいただいてしまいました。
(とてもしっかりされていますね・・・。恐縮してしまいます。)
Nさんは、志望する大学や学部もすでに明確になっていますので、ぜひその大学に入学されることを期待しています。
Nさん、期待してますので、頑張ってください!
貴重な時間をご協力いただいたSUR都市建築事務所の浦田さん、本当にありがとうございました!
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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