公開日:2020.07.15
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HBスクール:南雄三氏による住宅性能レクチャーシリーズ開講しました!
「HBスクール:南雄三氏による住宅性能レクチャーシリーズ」を開講
「HBスクール:南雄三氏による住宅性能レクチャーシリーズ」を開講しました。
新型コロナウィルスの影響により2020年4月より開催を延期しておりましたが、7月より再開することができました。
延期している間に講師の南雄三先生と協議を重ねた結果、
再開するにあたり前半の主講座(2回)はオンラインで開催(Zoom利用)することになりました。
当社としては初の「オンラインセミナー」となりましたが、
多くの方にご参加いただき、
無事に開催することができました。
「HBスクール」とは?
HBスクールは「社会や地域、顧客に対して真にお役に立つ住宅・建築実務者を目指す人の学びの場」です。
住宅・建築の実務者向けに、必要なスキルや正しい知識を身につけることができるように、さまざまな学びの場を提供します。
これからの変革の時代に、専門的な知識に加えて横断的な知識を学びたい実務者の「プラットフォーム」を構築できればと考えております。
HBスクール第一弾は「南雄三氏による住宅性能レクチャーシリーズ」
HBスクールの第一弾は、
「南雄三氏による住宅性能レクチャーシリーズ」
です。
住宅業界のレジェンドとして誰もが認める南雄三先生を講師をお招きして、
工務店、設計事務所、住宅関連企業の実務者向けに、
「これからより求められる住宅性能」について、わかりやすくお伝えします。
南氏の幅広い知見に基づく、メッセージ、助言などを、
ぜひ自社の家づくりに反映していただくことが主催者としての願いです。
HBスクールの「南雄三氏による住宅性能レクチャーシリーズ」は、
雨とい・換気棟・屋根材、壁材などの金属外装メーカーである
株式会社タニタハウジングウェア様にご協賛いただいております。
主講座A「省エネ基準 説明の義務 南雄三が説明したら」
初回は「省エネ基準説明義務化」がテーマです。
2021年4月から、全ての戸建て住宅に発注者(施主)に対する「省エネ基準の説明」が義務化されます。
説明の義務ということは、住宅の省エネ性能に関して、発注者(施主)からの質問に「的確に答える知識」が必要となります。
詳しく説明できないと施主は納得しません。
全ての住宅実務者にとって必要となる内容ではないかと思い、企画いたしました。
確かにユーザーからすると、どちらの結果においても
「なぜ?」
「どうして?」
「ウチだけ?」
「他の家は?」
などという疑問が生じます。
そうした省エネに関する情報をユーザーにいかに伝えるかということが求められる時代になります。
テキストは南雄三先生の著書である
を使用しました。
「省エネ基準説明の義務 南雄三が説明したら」の解説
今回の講義では、本の内容をレジュメにまとめられており、それを基に解説してもらいました。
まず、断熱と省エネは分けて考えることが基本です。
省エネ基準は、二本立てです。外皮基準と、一次エネルギー基準です。
高断熱と高気密の目的を語れる必要があります。
どれだけ省エネすればよいのか、を決めることが求められます。
設備機器の省エネが、実はとても大きなポイントです。
それから、どれだけ断熱すればよいか、を決める必要があります。
ここが最も難しいかもしれません。
まとめ
南先生からは、
計算ツールなどをうまく活用するように、
というアドバイスもいただきました。
断熱や省エネは徐々に差別化の要素ではなくなりつつあります。
だからこそ、家のつくり手には、
その地域における住宅性能を明確に示す必要があります。
次回の主講座B「自分でつくろう My断熱基準」は、8月25日に開催予定です。
詳細については、後日ご案内します。
南雄三先生、参加者の皆さま、本当にありがとうございました!
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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