公開日:2018.09.19
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「街の偏差値」から見える、これから評価が高まる街とは?
住宅購入の動機に直結する?「街の偏差値」を算出する指標
週刊東洋経済の2018年9月22日号の特集「買って良い街悪い街」を読みました。
その中で面白い記事がありました。
「独自算出!街の偏差値」という特集記事です。
関東、関西、東海の519市区(一部の市は行政区を含む)の街の力を偏差値化し、地域別のランキングにしたものです。
用いられている指標は下記の5つです。
1.2015年から2040年にかけての生産年齢人口(15〜64歳)の増加率(街の将来性がわかる)
2.2040年時点の高齢化率(高齢化率が低いと活気が生まれやすい?)
3.自治体の経常収支比率(今の財政状態がわかる)
4.住宅地平均地価(価格が低いほど、伸びしろに期待して、高得点とのこと)
5.飲食料品小売事業所数(小売店が多いほど、生活の利便性が高いという判断)
関東各県の街の偏差値ランキング
東京都のトップ3は、1位の中央区、2位の港区、3位の千代田区です。なんと関東の242市区の中で、トップ20が全て東京です・・・。
神奈川県のトップ3は、23位の横浜市西区、24位の川崎市中原区、40位の横浜市鶴見区です。
埼玉県のトップ3は、26位の和光市、27位の蕨市、31位の戸田市です。
千葉県のトップ3は、21位の浦安市、28位の流山市、30位の成田市です。
茨城県のトップ3は、33位の神栖市、61位のつくばみらい市、65位のつくば市です。
栃木県のトップ3は、63位のさくら市、64位の小山市、69位の宇都宮市です。
群馬県のトップ3は、35位の太田市、93位の伊勢崎市、104位のみどり市です。
ちなみに自宅のある神奈川県逗子市は、関東の242市区の中で219位でした・・・。
「住みたい街=街の偏差値が高い」というのが理想かと思いますが、人気とポテンシャルが比例しない街もありますね。
街の魅力は数字では語れませんが、面白い視点だったのでご紹介させていただきます。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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