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2019.07.29

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耐震住宅

耐震等級の徹底解説!住宅性能表示の構造の安定とは?

住宅性能表示制度の構造の安定には、住宅の柱や梁、主な壁、基礎などが、地震・暴風・積雪の力に対しどこまで耐えられるかを表示することです。 耐震等級には倒壊防止と損傷防止の基準があります。耐震等級(倒壊防止)は、数百年に一度の頻度で起こる大きさの地震に対する耐震性能(震度7から6強の揺れに対する倒壊のしにくさ)を表示します。耐震等級(損傷防止)は、数十年に一度の頻度で起こる大きさの地震に対する耐震性能(震度5強の揺れに対する損傷の生じにくさ)を表示します。

住宅性能表示の構造の安定とは

住宅をはじめとした建築物は、地震の揺れや暴風の風圧あるいは積雪の重さなどの力の影響を受けます。これらの力が繰り返されたり大きくなると、傷がつき最後には壊れたりして、財産としての価値を失ったり、居住者の生命が脅かされたりします。

住宅性能表示制度の構造の安定とは、住宅の柱や梁、主な壁、基礎など「構造躯体」の強さを評価し、地震・暴風・積雪の3種類の力が、どの程度の大きさまでは、構造躯体が損傷を受けたり壊れたりしないかを、等級により表示します。

また構造躯体の強さを発揮するために重要な基礎や地盤に関する情報を表示します。さらに免震建築物であるか否かも表示します。

 

構造躯体等の定義について

・構造躯体

「構造躯体」とは、基礎・柱・梁・壁・床など建築物の自重・人や家具などを支え、また地震などの振動・衝撃を支えるもので、建築基準法施行令第1条第3項に規定する構造耐力上主要な部分をいいます。

 

・倒壊防止

「倒壊防止」とは、数百年に1回は起こりうる(一般的な耐用年数の住宅では遭遇する可能性は低い)大きさの地震・暴風・積雪の力に対して、損傷が受けても、人命が損なわれるような壊れ方、すなわち倒壊をしないような対策をとることをいいます。

 

・損傷防止

「損傷防止」とは数十年に1回は起こりうる(一般的な耐用年数の住宅では遭遇する可能性は高い)大きさの地震・暴風・積雪の力に対し、大規模な工事を伴う修復が必要とされるほどの著しい損傷が生じないようにすることをいいます。

 

耐震等級(倒壊防止)とは?

耐震等級(倒壊防止)とは、極めて稀に発生する地震に対する構造躯体の倒壊、崩壊等のしにくさを等級3〜1で表示します。

極めて稀に発生する地震による力は、数百年に一度程度の頻度で起こる大きさの地震力を表し、建築基準法施行令第88条第3項に定められています。住宅性能表示制度ではこれに耐えうるものを等級1としています。等級2は等級1の地震力の1.25倍の力、等級3は等級1の地震力の1.5倍の力に対して倒壊や崩壊等をしない程度を示します。

倒壊等防止とは、建物の構造躯体は損傷を受けても、人命が損なわれるような壊れ方をしないことです。

想定する地震の揺れの強さは、地域により異なります。

東京を想定した場合、震度6強から7程度に相当し、関東大震災時の東京、阪神淡路大震災の神戸、東日本大震災の宮城県などで観測された地震の揺れに相当します。

 

耐震等級(損傷防止)とは?

耐震等級(損傷防止)とは、極めて稀に発生する地震に対する構造躯体の損傷のしにくさを等級3〜1で表示します。

稀に発生する地震による力は、数十年に一度程度の頻度で起こる大きさの地震力を表し、建築基準法施行令第88条第2項に定められています。住宅性能表示制度ではこれに耐えうるものを等級1としています。等級2は等級1の地震力の1.25倍の力、等級3は等級1の地震力の1.5倍の力に対して構造躯体の損傷のしにくさの程度を示します。

損傷防止とは、大規模な修復工事を必要とするような構造躯体の著しい損傷をしないということです。

想定する地震の揺れの強さは、地域により異なりま須賀、東京を想定した場合、震度5強に相当します。

 

地震地域係数とは?

地震地域係数は、その地方における過去の地震の記録に基づく震害の程度や地震活動の状況その他地震の性状に応じて国土交通大臣が、1.0〜0.7までの範囲内で定めた各地域の地震係数です。

静岡県は建設省告示では1.0ですが、静岡県建築構造設計指針により1.2と定められています。

 

まとめ

現行の説明は、耐震等級1,2,3に関し「極めて稀に発生する地震による力の(1倍、1.25倍、1.5倍)に対して倒壊・崩壊しない」ですが、地震動の揺れを表す気象庁震度階に対応し、耐震等級を被害発生確率で説明した論文があります。

それによると「震度7の地震の揺れで倒壊する確率は、等級1の建物は28%、等級2は7.9%、等級3は3.5%」というデータもあります。

日本は世界一の地震国ですし、いつどこで大きな地震が起きるかはわかりません。耐震性の高い住宅を建てることで、倒壊する確率を下げることは可能ですので、「耐震等級3」レベルで構造計算を行うことは必須事項です。

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今回ご紹介する優秀な設計事務所

SUR都市建築事務所 

家づくりは人と人との信頼関係です。何よりも設計者と建築主とのコミュニケーションが大事だと思います。私たちの提案「パッシブデザイン・ゼロエネ住宅」「高い性能、使い勝手とコストのバランス」「庭づくり」に共感していただけるなら、いっしょに家づくりをしませんか。楽しい協同作業からは、大らかな空間を持つ素晴らしい住宅が生まれます。

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HOUSEBASE 代表取締役 植村将志

HOUSEBASE 代表取締役 植村将志

住宅・建築分野におけるリアルな情報発信や、役立つコンテンツやサービスの提供、実務者向けのソリューションを通じて、すまい手やつくり手にとって納得のできる家づくりを目指しています。

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