良い住宅を適正な価格で建てるには優良な工務店に家づくりを依頼するしかない理由

公開日：2017.11.05 / 最終更新日：2018.11.03

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良い住宅を適正な価格で建てるには優良な工務店に家づくりを依頼するしかない理由

工務店は、地域に根ざした家づくりの担い手です。日本の戸建て住宅の約７割は工務店が建てています。単にものとしての住宅を買うのではなく、住宅をつくるプロセスそのものを楽しむことができます。本コラムでは、良い住宅を適正な価格で建てるには優良な工務店に家づくりを依頼するしかない理由について解説します。

住宅工事

工務店は地域をよく知る家づくりカンパニー

住宅の役割は、安心・安全な建物をつくり、快適な暮らしを送る器です。そして住宅は、地域の気候風土、暮らし方に応じてさまざまなかたちになります。住宅は年を経るとともに生活になじみ、地域の風景になっていきます。

日本では高齢化や過疎化が問題になっているなか、地域のコミュニティーの価値が見直されています。地震などの災害に負けず、誰もが助け合う、地域の文化が息づく暮らしです。地域の住宅には、そんなコミュニティーの力が宿っています。

地域の住宅会社である工務店は、地域の気候風土に即した住宅を建てる知恵と、それを支える大工さんや職人さんの技術力、自然素材などの材料を使いこなす知識があります。

地域の景色になじんだ家づくりは、その地域で長く仕事をしてきた工務店だからこそ実践できます。昔ながらの家づくりのノウハウだけではなく、最新の技術やデザインも取り込み、現代のニーズにも対応した家づくりが可能です。

工務店は長く地元で仕事をしている企業なので、地域のためをしっかり考えて家づくりの仕事をしています。アフターメンテナンスなど、きちんとした工務店であれば、何かあれば迅速に対応してくれます。

工務店との家づくりは、すまい手が主役になれる

古来から日本の住宅のつくり方は、田の字型の間取りでふすまの開閉により用途を変えられる柔軟性のある住まいでした。住宅は、用途が限定される空間ではなく、すまい手が暮らしに合わせて自由に使えるものなのです。

住宅の耐震性と可変性を重視するならば、住宅の構造躯体（フレーム）はしっかりつくり、間仕切りは可変性を持たせます。どう使うかはすまい手のライフスタイル次第というような柔軟に変化できる空間をつくることは、工務店との家づくりの醍醐味です。

工務店との家づくりでは、密にコミュニケーションが取れることも魅力の一つです。工務店にはいろいろなタイプの会社があります。営業スタッフがいない会社も多く、工務店の社長や設計担当とも直接話すことができ、打合せがまめにできます。

密な打合せができるということは、家づくりを行なうすまい手がプロにお任せにするのではなく、自ら主役になって家づくりができることを意味します。

工務店との家づくりでは、ハウスメーカーのように工場生産という縛りが無い代わりに、細かな注文をすることが可能です。大工さんによる造り付けの家具や、ちょっとした場所に棚を設けるなどの対応も、工務店との家づくりの面白さです。

超高性能な住宅はトップランナーの工務店が建てている

工務店の家づくりの技術やデザイン、特徴は千差万別です。実力、実績のある工務店は、国が基準を定め、地域の自治体が認定する長期優良住宅や認定低炭素住宅、ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）にも積極的に取り組んでいます。

設計・施工を一貫して行なう工務店では、社内の設計者の採用や教育に力を入れ、外部の設計事務所との協働などにより、設計力が高い工務店も増えています。地域での評価をインターネットで情報を集めて、地域の工務店の仕事をチェックし、自分に合う工務店を選ぶのも工務店との家づくりの魅力です。

工務店でもハイレベルの高性能な住宅をつくることは可能です。ハウスメーカーは工場生産で製造ラインによる制約があるため、特殊な家づくりには対応できません。例えば、日本で断熱性能がトップクラスの住宅を建てているのはトップランナーの工務店だったりします。

デザインにも性能にもこだわりたい家づくりを適正な価格で行うことができるのも、工務店との家づくりの強みです。

まとめ

工務店は、住宅のことにすべて関わってくる地域の家づくりカンパニーです。優良な工務店は、家づくりのノウハウと技術力をベースに、設計力や提案力を磨き上げています。工務店はすまい手のライフスタイルをより充実させ、もっといい暮らし方を提案してくれる存在でもあります。そして住宅は「建てて終わり」ではありません。住み始めてからは工務店は「家守り」として、住まい全般の相談相手にもなります。工務店との家づくりを決めたならば、実力、実績を確認すると共に「相性」も重要になります。

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