「家づくりの企画書」のつくり方(後編):自分の要望についてまとめる
「家の企画書」のつくり方の後編では、自分の要望についてまとめてみましょう。
自分の「家づくりの計画」や「つくりたいイメージ」を言葉や数字、イメージ写真を集めることによって、少しずつ家づくりの要望が整理されてきます。
前編はこちら!
▼ このコラムでわかること
- 「家づくりの計画」をまとめると、優先順位や資金計画が明確になる
- 「つくりたい家のイメージ」をまとめると、デザインや仕様が伝えやすくなる
- 「家の企画書」を使ってつくり手に希望を伝えることで、より良い提案が受けやすくなる
家づくりの計画についてまとめる
1.「新しい家の優先順位」を決める
家の企画書づくりで一番難しいのが、この優先順位を決めることです。せっかく家をつくるのですから、何も妥協したくないのが本音だと思いますが、制約や予算があることも事実です。
特に家づくりのコストカットに一番効くのは「いまやらなくていいことはやめる」という決断です。その際にこの優先順位が重要になってきます。
2.「計画地について」伝える
敷地が決まっている場合は、その土地に関する情報を書きます。その土地の特性で気に入っていることや活かしたいことなどを伝えましょう。測量図や関連資料も渡すようにしましょう。
3.「資金計画」を決める
自分の家づくりの予算から、全体金額の目安を決めておきます。土地代や工事費だけではなく、付帯工事費や設計料、諸費用などトータルで考えておくことが重要です。
4.「スケジュール」を決める
希望するスケジュールを考えましょう。子供の学校の関係や、仕事とのタイミングのすり合わせが必要です。明確にした上で、つくり手側と調整するようにしましょう。
つくりたい家のイメージをまとめる
自分が希望する家のデザインや機能のイメージを、写真などを集めて貼り付けていきます。併せてその空間や場所に望むことなども記入します。写真は本や雑誌、インターネットで探してみましょう。(著作権の問題もありますので、利用には注意が必要です)
◼︎外観・ガレージ
◼︎ルーフバルコニー・将来対応
◼︎リビング・ダイニング・キッチン
◼︎寝室・クローゼット
◼書斎・トイレ
◼洗面脱衣室・浴室
◼その他の要望
まとめ
家の企画書が完成すれば、候補となる住宅会社にその内容を示して、提案を受けてみます。そうすることで自分の想いも伝えやすくなりますし、より良い住まいを手にいれることができるでしょう。

HOUSEBASE 代表取締役 植村将志

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