資産価値の高い住宅とは高性能かつトータルコストが安いこと
住宅事業者の多くは「顧客が求めるのは安い住宅!」と決めつけていますが、本当にそうでしょうか?これから訪れる変化の波を考えても、住宅をローコストの追求のみで考えることはいろんな意味で間違いです。資産価値の高い住宅とは「優良なストック」として将来も適正な評価を受けられる住宅です。その実現のために必須なことは、基本性能を高くすることでランニングコストやメンテナンスコストを低減でき、住まいのトータルコストを抑える家づくりです。
これからの家づくりは資産価値が維持できる住宅が基本
これからの家づくりで一つの指標となるのが、将来にわたって「資産価値」が維持できる住まいです。
現在、既存の住宅の価値は、「築年数」で測られることがほとんどであるため、費用をかけて建てたこだわりの住宅でも、20年を過ぎると資産価値が限りなくゼロに近づきます。
そうならないためには住宅に資産価値を生み出し、その住宅が社会の「優良なストック」として、その価値が適正な評価を受けられるようにするしかありません。
そのために必要なことは、「基本性能の高さ」と「トータルコストが安い」ことです。
トータルコストの安い住まいを実現するのは基本性能の高さ
住まいのトータルコストには、建築費に加え、入居後の維持費、そして光熱費が挙げられます。
その中でも光熱費は家計にも大きく響きますので、低く抑えられることはとても嬉しい話です。
また住宅の資産価値を維持するには、適切なタイミングで維持管理や修繕も欠かせません。
こうしたトータルコストの安い住宅を実現するためには、基本性能の高さが必要になります。
断熱性や気密性に優れた住まいは、省エネルギー性能が高く、冷暖房設備を必要最小限しか使用しないため光熱費を抑えつつ、一年を通じて快適に暮らすことができます。
特にZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を建てることで、光熱費は大幅に抑えることができます。
まとめ
基本性能としては、耐震性や耐久性を高めることも必要です。さらに維持管理がしやすい工夫が施された住まいなら、メンテナンスコストも低減できます。
具体的な方法としては、長期優良住宅の認定を取得することがおすすめです。
つまり、住まいのトータルコストを安くするためには、基本性能の高い住宅を建てることが必須なのです。
今回ご紹介する優秀な工務店
リモルデザインは、設計事務所案件の見積り依頼や施工の実績が多い工務店です。リモルデザインは、設計者が考えるデザインの意図を把握し、施工図(造り方を指示する図面)等で納まりを検討して、現場で指示することを常に心がけています。
リモルデザインの場合、限られた情報でも内訳書を含めて20枚以上となる精度の高い概算見積書を作成しています。その概算見積書には、何にどれだけお金がかかっているかが明確に示されているため、設計事務所が設計案と予算の調整を行う際の有効なデータとなります。設計事務所に設計を依頼しているお客様にとっても、優先順位を検討でき、金額の増減について把握しやすくなると思います。リモルデザインが設計事務所から評価を受けている大きな理由です。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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