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2016.07.11

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「すまい手」になるための三か条

家づくりで、建て主が主体的な「すまい手」である必要性についてはすでに述べました(「考えて決められる『すまい手』になろう」)。
家づくりの中心を担う「すまい手」となるために、「自分は専門家ではない」という言葉を封印して、「すまい手三か条」を心に留めておいてください。

「すまい手」になるための三か条

「すまい手三か条」

第一条 学び続けることに挑戦する

第二条 住まいは資産ととらえる

第三条 つくり手と対等な立場であることを忘れない

 

第一条 「学び続けることに挑戦する」

「すまい手」になるために最も重要なこと。それは家づくりの基礎知識を持つことです。

知識がなければ、理想の家のイメージ作りもできず、つくり手の提案の判断もつきません。つくり手の力を自分の家づくりに生かしてもらうにも、自分の理想を伝えられるための「言葉」が必要です。

情報収集先にはウェブサイト、雑誌、新聞、書籍、各イベントがあります。

書籍は各自治体の公共図書館や専門図書館(http://news-sv.aij.or.jp/tosyo/s1/top_para.html)で効率的に調査できます。

情報収集する際には以下の二つに気をつけましょう。

  • 売り手発信の情報は、それを意識しながら受け止める
    売り手は自分のところで家づくりをしてもらいたいわけですから、自らに有利な展開で記事の内容をまとめています。「誰が」発信している情報か、必ず確認しましょう。
  • 専門家の話を聞く場合、何について、どのように語っているかを確かめる
    「建築」でなくて一般の人が暮らしを営む「住宅」について話しているか。
    自身の豊富な経験から話をしているか。すまい手に寄り添っていることが感じられるか。どういう立場で話しているか(企業主催のイベントなどの場合は、企業寄りになっている可能性があります)

今ご覧になっているHB PRESSは、すまい手の学びのための情報サイトです。

編集方針は「売り手都合の情報は掲載しない」

「根拠があり、第三者として正しいと判断できる情報」「ニッチすぎて発信されにくい情報」など、すまい手に選択肢を考えてもらう情報を収集し、公表しています。

多くの書籍や信頼のおける関連サイトについても紹介していますので、家づくりの学習基地として使っていただければ幸いです。

 

第二条 「住まいは資産ととらえる」

家づくりではほとんどの人がローンを組み、返済が長年続きます。

家は建てるのが目的ではなく、その後の暮らしのために建てるもの。

家を持つ喜びを生涯に渡り感じていくためには、「家に関わるお金のことで悩まないように計画すること」が必要です。

これから家を建てる人には「手放す時のことなんて考えられない」と言われそうですが、それでも家は資産、と割り切って考えてみてください。

  • 強く、リフォームしやすく、長持ちする家を建てる
    メンテナンスや間取り変更が容易で、地震にも強いこと。建て替えコストが省けるうえ、いざという時の資産評価も高い
    →「これからの家づくりは「スケルトン&インフィル」 で考えよう
  • 借金額はとにかくできるだけ増やさない
    初期投資をかけるところは後から変更がきかない構造部分。取り換えがきく、後から買い足すことができる部分は後回しでもいい
    →「家づくりのコストを下げるのに一番大切なこと[工務店との家づくり③]
  • 自分だけでなく、家族の状況を考えて建てる
    受け継げる家はないのか。今後考えられる家族の増減は。もしかしたら、まだ家は建てなくてもいいかもしれない
  • 高い評価を保証する各種制度は必ず確認、取得しておく
    いざという時(借金を返せないなど)売れる家として準備しておく

 

第三条 「つくり手と対等な立場であることを忘れない」

つくり手である設計者、施工者に対しては、「対等な立場、パートナーである」ことを忘れないようにしてください。

家づくりはあくまで「すまい手」あってのもの。つくり手の説明で分からないことがあるのにそのまま受け入れる、なんていうことは絶対にやめましょう。

  • わからないことをそのままにしない
    わかるまで説明を受ける。文献で調べる。違う情報にあたって裏取りをする
  • 相手を批判する場合は根拠を持つ
    間違いを指摘する際は自分でもできるだけ調べ、根拠を示す
  • つくり手に対して敬意を払う
    つくり手は「業者」でなく「パートナー」。互いに信頼関係を作ること、敬意を払うことも忘れずに。信頼関係が高まるほど、つくり手たちもよりいっそう親身にアドバイスをしてくれる
  • 距離感を確認する
    互いが付かず離れず、冷静に突っ込み合えているか、都度確認

「すまい手」であることの楽しさ

家づくりはとにかくお金がかかることばかり注目されますが、なぜこんなに大きなお金がかかるのかと言えば、それはものすごく多くの人が関わるからです。

このたくさんの人が、自分の理想のために動いてくれ、これからの人生を楽しむすみかを一生懸命作ってくれるんです。

それは、実はとても楽しいことですよね。

家づくりは自分がどう生きてきて、これからどう生きるか、とか、家族とのこれからの時間をどうしたいか、というような人生論、家族論まで発展していく作業です。

せっかくなら、人生に一度、思い切りのめり込んでみてください。

自分らしさ全開の家を、手に入れてください。

主体的な「すまい手」になれば、その扉は必ず開きます。

HB PRESSは、みなさんの家づくりを、心から応援しています!

この記事をご覧になって「解決できなかったこと」、「質問してみたいこと」などは
こちらから(コメントフォーム)自由にコメントください!
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HOUSEBASE 代表取締役 植村将志

HOUSEBASE 代表取締役 植村将志

住宅・建築分野におけるリアルな情報発信や、役立つコンテンツやサービスの提供、実務者向けのソリューションを通じて、すまい手やつくり手にとって納得のできる家づくりを目指しています。

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