住宅の購入は家計改善の契機になる!生命保険料の減額が可能
住宅を購入することは、家計の見直しを行う機会になります。住宅を購入することで住宅ローンの保障を得ることができ、生命保険を見直すことができます。その結果として生命保険料を削減することができ、家計の改善が可能になります。
住宅購入は将来像の見える化で無理のない資金計画で行う
住宅を購入する上で最も気になることは「予算」ではないでしょうか?
この予算がはっきりしないと、住宅の購入に踏み切れないのではないかと思います。最近では、金融機関や住宅会社が資金計画の提案を実施することが増えつつあるようです。
家づくりの資金計画では、重要な点は下記の2点となります。
- 実際の家づくりに必要な費用(建築工事費や付帯工事費、諸費用等)
ライフプラン(将来の出費の予測等)のシミュレーション - 住宅の購入段階では、上記1の資金計画がどうしても気になってしまいます。必要な費用と自分の予算とのせめぎ合いに悩むことになるからです。
特に多額のお金を住宅ローンによる融資で受けるかたちになるため、その返済が本当にできるかどうかが悩ましい話となります。
そこで、上記2のライフプランのシミュレーションが重要になってきます。
人生のライフイベントである子供の進学や結婚、相続等で発生する金額をあらかじめ想定しておくことで、今まで頭の中でぼんやりと思い描いている将来像を「見える化」することができます。
ライフプランのシミュレーションを実施することで、住宅購入の予算額の上限額を決めやすくなりますし、購入する時期についても明確になってくると思います。
住宅購入時に生命保険の見直しで家計改善を図る
住宅の購入を決断した場合に、住宅ローンの返済が家計を圧迫することになります。そうした場合の家計改善のポイントは「生命保険の見直し」です。
賃貸住宅と持ち家の大きな違いとして「保障の有無」が挙げられます。
賃貸住宅に住んでいる時に世帯主がお亡くなりになった場合には、残された家族は同じところに住もうとした場合、これまでと同じ家賃を払い続ける必要があります。違う場所に引っ越したとしても賃貸住宅である以上家賃は発生します。
住宅を購入して持ち家を取得すると、住宅ローンの融資を受けた世帯主がお亡くなりになった場合には、団体生命信用保険で住宅ローンは完済となります。残された家族は、住宅ローンの支払いは無くなり、その家に住み続けることができます。
世帯主の万が一のときの保障の点で比較すると、持ち家のほうが住宅ローンの返済が無くなる分だけ住居費の負担が減ることになりますので、生命保険の保障額を減額しやすくなります。
注意点としては住宅ローンの支払いは無くなっても住宅の維持費は必要となりますので、世帯主の生命保険の保障額を見直す際には「住宅の維持費」も見込んでおく必要があります。
生命保険における家族を守るための必要な保障額は、家賃を支払い続ける「賃貸住宅」よりも、住宅ローンが完済となる「持ち家」では、「持ち家」のほうが少なくてよいことになります。
住宅を購入することで、生命保険の見直しが可能になります。その結果、家計の改善にもつながります。
まとめ
住宅の購入では、財産と保障が得られることになります。世帯主の生命保険料を月々1万円削減すると、住宅ローンを35年で組んだ場合、生命保険料の削減額の合計は、1万円×12ヶ月×35年=420万円となります。
住宅の購入は「出費」だけではなく、保障が得られることにより「生命保険料の削減」も可能になりますので、ライフプランを検討し、トータルの資金計画を考えることが重要です。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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