公開日:2018.04.02 / 最終更新日:2018.04.03
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人生も家づくりも「想定外」の連続
4月に入り、新年度が始まりました。
今日から新しい仕事や職場に臨む人も多いのでしょう。
働き方改革と呼ばれて久しいですが、自分が働きたい場所で、やりたい仕事をして生きることができれば本当に幸せだと思います。
しかしながら、古今東西の歴史を振り返っても、人生は「想定外」の連続なのだと思います。
私自身の人生を振り返っても思いますが、問題は「想定外」にいかに適応するのかということなのだと思います。
私は起業してから、周りの人から、転職や起業などのキャリア相談を受けることが増えました。
起業する前の仕事でも、やりがいを持って前向きに仕事をしていましたし、チームの中心として活動していたこともあって、
「ウエムラ、起業します!」
と周りの人に伝えたときは、意外なほど驚きの反応が多かったことを覚えています。
そのようにチャレンジャーとして起業した自分に、
「次の選択(転職や起業など)に背中を押してほしい」
という感じでキャリア相談を受ける機会が増えました。
組織で仕事をしていると、不本意な移動や、やりたくない仕事を課せられ、落ち込むこともあると思います。
でも落ち込む必要はないと思います。
人間の歴史的にも、組織の人事とは自分の意思では変えられないものだと割り切ればいいのです。
(この事実に気づいてから、自分の人生は少し楽になりました)
キャリア相談をいただく方には、
「気持ちを切り替えて、与えられた環境にいかに適応し、その中でどう楽しく生きていくかを考えたほうが、ずっと良いと思いますよ。」
と偉そうにアドバイスをすることがあります。
(自分自身に言い聞かせているのが本音です。)
適応力こそが、変化の時代を生き抜く最強の武器になるのだと思います。
家づくりの世界も急激な変化を迎えつつあります。
深刻な人財不足に悩む住宅・建築業界。(全業種で最も有効求人が高い・・・。)
人が考えること、手仕事の良さは残ることを信じつつ、
徹底的な合理化と効率化は避けて通れないと思います。
これからの家づくりは、10年前と比較すると、「想定外」の連続になると思います。
ハウス・ベースとしてできることは、
「ユーザー目線のメディアやサービスを運営」
「つくり手の価値を可視化」
「人や会社をつなぐサービス」
に尽きると思っています。
しばらくは「想定外」を具現化する異端児で生きていこう!と考えております。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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