「お金2.0 〜新しい経済のルールと生き方」を読んで

公開日：2018.05.05 / 最終更新日：2018.05.10

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GWに読んだ本をご紹介したいと思います。

佐藤航陽さん著、「お金2.0 〜新しい経済のルールと生き方」です。

今年１月に首都圏の電車に、黄色地に真っ赤な文字でデカデカと「お金2.0」と書かれた書籍です。

現在では20万部を超すヒットのようです。

著者の佐藤航陽さんは、著名人の時間を売る「タイムバンク」などのサービスで知られるメタップスの創業者です。

本の内容をあえて一言で言うと、「これからのお金の解説書」です。

仮想通貨やシェアエコノミーなど新たな仕組みが広がり、現代の経済はお金をものさしとする資本主義では説明しにくくなっています。

共感や感謝などの内面的な価値が基準となる「価値主義」に移るとの指摘はとても共感できました。

この本は、別の意味でも話題となっていました。

それは、著者から印税を辞退するので、その分を販促に使ってほしいとの申し出があったそうです。

それで思い切った新聞広告や重版に踏み切れたとのです。

（胆力ありますね・・・。）

佐藤さんが自腹で負担する異例の対応は、ご自身の考えを実践されているということです。

佐藤さんは、資本主義の次の時代を「価値主義」と名付けていますが、まさに、「お金よりも価値が重要視される時代」になりつつあることを、示してくれています。

これほど大きなパラダイムシフトを経験できる時代に生きていることは、とてつもなくすごいことだと思います。

スケールの大きな話ですが、非常に論理的で切れ味も鋭い内容です。

私のような初心者にも分かりやすく、親切な書き方になっています。

（かなり参考になります）

時代が、ここまで大きく変化しているとは、この本を読むまであまり実感できていませんでした・・・。

「お金2.0」、オススメです！

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