公開日:2018.06.14 / 最終更新日:2018.06.17
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家づくりの世界こそ、エネルギーや電気のリテラシーを高めておくべき
住宅会社(特に工務店や設計事務所)は、家をつくるプロですから住宅の専門家であることは当然ですが、これからはエネルギーや電気に関するリテラシーを高めていく必要があると思っています。
もちろん、私もその一人です。常に学んでいきたいと思っています。
国がZEH等の普及を目指し、すまい手の意識も変化する中で、つくり手も省エネルギー住宅(エコハウス)をつくり続けていくには、エネルギーや電気に関するリテラシーは欠かせないからです。
例えば、別のブログでもお伝えした「FIT(固定価格買取制度)」の対応です。
太陽光発電の買取価格が低下することなど、「耳の痛い話」でも伝える姿勢です。
国がFIT(固定価格買取制度)の期間が切れる10年後の施策を示せていないという事情もありますが、行政が明確な道筋を示せていない以上、住宅会社は太陽光発電やFIT(固定価格買取制度)に関するリテラシーを高めておく必要があります。
ZEHを新築する施主にとっては、太陽光発電の問題は将来必ず直面する課題です。
ZEHを手がける住宅会社には、「アフターFIT」のライフスタイルについて適切に説明する責任があると思います。
これからは、巨大な電力会社が電気をつくって家庭に配る時代は終わる予測もあります。
家庭の電気は自前の太陽光発電で賄うことが当たり前になることを考えても、やはりエネルギーや電気に関するリテラシーを高めていく必要があると思っています。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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