公開日:2019.06.22
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リフォームやリノベーションはマンションより戸建住宅が難しい理由
リフォームやリノベーションはマンションより戸建住宅が難しい
日本はこれから本格的な中古住宅市場を迎えることになります。
人口は減り、空き家は増え、既存の住宅ストックをいかに利活用するかが問われます。
住宅のリフォームやリノベーションは、大きく区分すると下記のいずれかになります。
①中古のマンションをリフォーム:内装や水廻りなどを部分的に改修
②中古のマンションをリノベーション:専用部を全面的に改修
③中古の戸建住宅をリフォーム:内装や水廻りなどを部分的に改修
④中古の戸建住宅をリノベーション:既存部分を極力残しながら住宅を全面的に改修
設計や施工の難易度は①の順に易しく、④が最も難しいです。
マンションのリフォームやリノベーションで注意すべきこと
マンションは構造躯体が鉄筋コンクリート造であることから、スケルトンとインフィルの分離がしやすいです。
マンションは、管理組合の体制や財務状況、大規模修繕などの問題を、そのマンション全体で考えなければなりません。
ある意味で「運命共同体」とも言える中で、マンションを購入し、リフォーム、リノベーションを行う必要があります。
戸建住宅のリフォームやリノベーションで注意すべきこと
戸建住宅は、既存の状況を確認しながらの施工となるため、経験や技術力、てまひまがかかります。
戸建住宅は、原則的に土地、建物を一人の所有者で管理することになるので、マンションのような煩わしさはありません。
戸建住宅の場合は、既存の状況を確認しながら適切に対応することが最も重要です。
そのためには、実力・実績のある工務店や設計事務所とチームを組むことが大切です。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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