公開日:2019.10.07
2011
工務店、設計事務所の経営者から最も多い相談は「誰か紹介して!」
工務店、設計事務所の経営者から最も多い相談は「誰か紹介して!」
ハウス・ベースを起業してから約4年が経とうとしてますが、
工務店や設計事務所の経営者から受ける最も多い相談は、
「誰か(社員やスタッフとして)紹介して!」
という依頼です。
住宅・建築業界の高齢化や人手不足感は、年々深刻になっています。
マクロなデータからは、シンプルに人口が減っていることがわかります。
ある調査では、中小企業が新卒者を採用することは、大企業の約10倍の競争率になっているとも言われています。
住宅・建築業界の実態を見ていると、
なかなか人財採用できない理由として、
採用する側の「昭和の価値観(雇ってやる、修行させてやる)」と、
応募する側の「令和の価値観(やりがい、安定を強く求める)」による
ミスマッチがとても大きいと感じています。
工務店は、現場監督や大工さんの実力、人数で、施工できる仕事の質や数が決まってきます。そのため、即戦力の現場監督を常に求めているわけですが、なかなか出会うことができません。
採用に力を入れたいけど従来の方法ではなかなか厳しいという現実もあります。そのため、求人専用サイトを別に設けたりする必要もあるかもしれません。
住宅系の設計事務所においては、採用は本当に苦戦しています。
ビジネスモデルが変わらず(変えず)、働き方も変わらず(変えず)、待遇も変わらず(変えず)だからです。
一方で、建築教育の現場は、「昭和型の価値観」を持つ教員による教育が、
教えを受ける若者に「誤った認識」を植え付けていることも多く見られます。
その誤った認識に気づいた若者が、「令和型の価値観」で設計事務所を探し始めた時に、
その受け皿となる設計事務所がほとんど無いという現実が、
雇用のミスマッチを生んでいます。
このような状態を解決するためには、
「誤った認識を植え付けられてしまった若者に、真実を伝えて、自分で判断してもらう」
ことを繰り返していくしかないと思って活動しています。
こうした現状を何とか変えていきたいという個人的な想いもあり、
自分のお節介な性格も災い?して、
友人、知人の就職や転職をお手伝いすることもあります。
工務店で現場監督の仕事をしたい人に工務店を紹介したり、
設計事務所で設計の仕事をしたい人に設計事務所を紹介しています。
ハウス・ベースは人材紹介業の免許は取得しておりませんので、
完全にボランティアとして「無料」で人材紹介を行なっております・・・。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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