公開日:2018.04.27
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住宅をお金に換える方法である「セール・アンド・リースバック」とは?
家づくりの仕事をしている上で心がけていることに、「資産価値のある住宅」であることを常に考えています。
「資産価値のある住宅」とは、シンプルに言うと、適正な価値基準に基づき、住宅をお金に換えることができるかどうかです。
個人的にも、老後資金が足りないのではという不安(起業しましたので・・・)があり、自宅をお金に換えられる手法に関心があり、常にアンテナを張りながら情報を集めています。
住宅をお金に換える方法としては、住宅を担保にお金を借りる「リバースモーゲージ」が有名ですが、最近「セール・アンド・リースバック」という手法が登場し、実績を伸ばしているそうです。
「セール・アンド・リースバック」とは、持ち家を不動産会社に売り、同時にその不動産会社と賃貸借契約を結んで住み続ける方法です。
生活環境を変えずにまとまったお金を手にできる代わりに、毎月の家賃を支払わなくてはならないというかたちです。あらかじめ決められた価格で買い戻せる条件が付いていることもあるようです。
「セール・アンド・リースバック」は、三大都市圏のベッドタウンの一戸建てが多いそうです。
バブル期に高値でマイホームを買った世代で住宅ローンの負担が重く、老後資金が十分でない人で子どもに相続させる必要がない住宅の場合に、お金に換えたいというニーズが大きいようです。
「賃貸住宅に引っ越すよりも費用を抑えられる」ということですね。
注意する点としては、「セール・アンド・リースバック」の契約は3年、5年などの期限がある「定期賃貸借」が多く、住み続けられる保証はないことです。
契約更新できても、すでに80歳前後の人や、いずれ子どもと同居して世話になる人などを除き、この方法で老後資金の問題を根本的に解決するのは難しいようです。
「リバースモーゲージ」にも「セール・アンド・リースバック」にも、長所と短所がありますので注意が必要です。
もう少し画期的なビジネスモデル(土地だけはなく建物の価値も認めてくれるサービス)が誕生することを願いつつ、自宅のメンテナンスに取り組みたいと思います・・・。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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