公開日:2019.01.20
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「北欧建築旅行スライドトーク」~アールト・ブリュッグマン・アスプルンドを巡ってに参加
アールト・ブリュッグマン・アスプルンドを巡る建築ツアーのスライドトーク
住宅、建築に携わる人には、たまらないイベントが開催されました 。
アールトやアスプルンドなどの建築ツアーの報告会に参加させていただ きました。
Facebookでご案内いただいた建築家のリオタデザイン:関本さんには感謝です 。
誰でも参加可能と開始1時間前にFBで知り、慌てて新宿に向かいました(笑)。
スウェーデン~フィンランドの近代建築を巡る旅で、アスプルンド、ブリュッグマン、アールトといった名建築を約6日間で巡る濃密なスライドトーク会です。
冒頭に進行役の関本さんから、スライドが約300枚と聞きました・・・。
とにかく、北欧建築を語る関本さんが熱かったことが印象的でした(笑)。
建築家へのリスペクトとディテールへの想いが伝わりました。
アスプルンドの建築
全部は紹介できませんので、個人的に印象的だった部分を抜粋してお伝えします。
まずはアスプルンドの建築です。
「スカンディア・シネマ」
内部まで見れるのは、とても貴重だそうです。
ドアのデザインは一つ一つ違うそうです。
「ストックホルム市立図書館」
円形の書架です。階段がタイトなのが不思議だそうです。
「ガムラ・スタンの街並み」
不思議なディテールが盛りだくさんです。
地下室に入る出入り口?のような扉もあります。
「森の墓地」
端正なファサードが印象的な建築です。
庇の材料はなんと大理石だそうです…。
故人を見送る人が下を向いた時の気持ちに配慮された床のパターンだそうです。
夕方に訪れるのもオススメだそうです。
「夏の家(サマーハウス)」
現在はアスプルンドのお孫さんの旦那さんが管理されているそうです。
このアングルが印象的ですね。
トイレもユニークです。
ブリュッグマンの建築
「トゥルクの礼拝堂」
十字架の付け方も図面で具体的に指示されているそうです。
アールトの建築
「マイレア邸」
内部は撮影禁止だそうです。
見に行くしかない、ということですね…。
玄関ドアのディテールも凄いです。
この住宅を10回以上訪れている関本さん曰く、この住宅は行くた びに新しい発見があるそうです。
「セイナッツゥロの村役場」
現在は役場ではなく、オーナーの配慮でレジデンスとして活用して いるそうです。
屋根形状を確認するためにグーグルアースを活用する関本さんはさすがです。
屋根を支える木造のストラクチャーは貴重です。
「アールトは悪魔的にディテールに細かい」という、関本さんのコ メントもありました。
レンガの貼り方も多様です。
「ユヴァスキュラ大学」
アールトの丸トップライトは特徴的です。
「アールト自邸」
奥様のアイノが内部のディテールを詰めている住宅とのことです。
「アールトのスタジオ」
「アールト大学」
「国民年金会館」
トップライトが印象的です。
ストックマンデパート
内部見学可能で、観光の穴場だそうです。
レイヴィスカの建築
「ミュールマキ教会」
以上です。
本当に見応えのあるスライドで感動しました。
現地に行って、自分も見学したくなりました。
関係者の皆様、素敵なイベントを企画、運営していただき、ありがとうございました。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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