公開日:2018.04.25 / 最終更新日:2018.04.26
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地域のつくり手が「技術研究所」をシェアする時代へ
昨日は、株式会社e-ハウスプロジェクト様が主催する「いい家応援計画」コラボセミナーに参加してきました。
小坂社長、お招きいただき、ありがとうございました。
「工務店がクレームを回避するために技術研究所を持つ方法」と題したセミナーです。
住宅性能のトップランナーの知見を、「技術研究所」のようなかたちで、ネットワークで運営することで、つくり手の皆さんでシェアするという発想のようです。
家づくりも最後は「個の勝負」なので、インターネットやSNSを活用することで実現可能ではないかと思えました。
まずは、構造、耐久性、温熱のトップランナーのプレゼンがありました。
構造は構造塾の佐藤さん、
耐久性は住まいの屋根換気壁通気研究会の神戸さん、
温熱はパッシブハウス・ジャパンの松尾さん、
プレゼン後は、パネルディスカッションを新建新聞社の三浦社長がコーディネート。
テーマは「性能による差別化を卒業」。
顧客と社会のために、必要な性能を当たり前にという感じでした。
私も全く同感です。
パネラーの皆様が、感じている問題意識を率直に話して頂き、とても参考になりました。
構造は「4号特例」、温熱では「省エネ計算義務化」などの課題がありますが、現在の状況からすると、かなり「切ない」状況になっています。
やはり、家づくりのプロであるつくり手が、住宅の性能面について、法律や基準などの「義務を守る」だけではなく、「住宅としてあるべき安心・安全」を提供するべきなのだと思います。
「住宅性能の法律や基準を守ると、設計やデザインができなくなる」
という住宅実務者がいますが、
自ら「自分は仕事ができない」と宣言しているのと同義になりつつあることを感じます。
講師の皆さん、主催者の小坂さん、ありがとうございました。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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