公開日:2018.11.21
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第4回日本エコハウス大賞公開審査に参加
第4回日本エコハウス大賞公開審査に参加
第4回日本エコハウス大賞公開審査に参加しました。
昨年も参加しましたが、ライブでのプレゼンや審査は本当に面白いのです!
特に審査員の皆様の「切れ味鋭い(容赦ない)」コメントは、プレゼンを行う人にとっては手強いと思いますw。
このコンテストの魅力は、単に「エコハウス度」を競うのではなく、あくまでも住宅としての魅力や美しさ、全体的な性能などについて高いレベルに届いているかを審査されます。
エコハウス大賞候補作のプレゼンテーション
トップバッターは、「i+i設計事務所の飯塚さん、オーガニックスタジオ新潟さん」のチームです。
テーマは、「中間領域」です。
この工務店さんは、家と庭が一体、が家づくりのコンセプトということなので、ある意味で素直な提案のようです。
工務店と建築家の素晴らしいコラボレーションですね。
続いて、「MA住空間設計室」様です。
都市部の、地下付きの住宅です。
日射取得が厳しいので、外皮性能を高めることに意識を強めたそうです。
屋上の防水への配慮も指摘がありました。
開口部の開け方にも、工夫があってもいいのではないかという、意匠面での指摘がありました。
続いて、「山弘」様です。
淡路島のプロジェクトです。
ある審査員からは、地域の工務店で、設計のレベルがとても高いと評価をされていました。
一方で別の審査員からは、間取りやファサードの指摘もあり、「満点がない」住宅デザインの設計の奥深さを感じました。
最後は、「山之内建築研究所」様です。
北海道のプロジェクトです。
規格住宅です。
カスタマイズできる家、がコンセプトです。
ブロック造の平屋です。
外観の説明です。
内部の説明です。
北海道ということもあり、蓄熱、蓄冷についてのコメントが多かったです。
その後、奨励賞、協賛賞、審査員賞の発表もありました。
SUR都市建築事務所様は、2年連続で入賞!
ハウス・ベースでとてもお世話になっているSUR都市建築事務所様は、審査員賞として「建築知識ビルダーズ賞」を受賞されました。
このハイレベルなコンテストで、二年連続で入賞とは、本当にすごいと思います。
今回は、ロングライフ部門で応募されました。
設計者である篠崎さんのご両親のために設計された住宅で、現在は篠崎さんがお住まいになっています。
昨年は浦田さんの自邸が優秀賞(大賞候補作)、今回は篠崎さんの自邸ということで、SUR都市建築事務所様の実力が正しく評価された結果です。
大賞は「i+i設計事務所とオーガニックスタジオ新潟」様のチーム
大賞は、i+i設計事務所とオーガニックスタジオ新潟の「グランドピアノの家」でした。
おめでとうございます!
シンポジウムが来年1月に開催されるそうです。
今年も盛り上がりました。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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