公開日:2019.11.15
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住宅の設計者を目指す若者が読むべき3冊
先日のブログで、工務店や設計事務所の人財採用事情を書きました。
その中で、住宅の設計者を目指す若い人の就職や転職をお手伝いしていることを書きました。
これから実務者として働く人に、
「この本はとても役に立つのでおすすめです!」
と伝えている本が3冊あるので、このブログでお伝えします。
新米建築士の教科書
飯塚豊(著) 秀和システム
住宅の設計者を目指す若者が読むべき3冊の1冊目は
です。
新人の建築士が覚えておくべきポイントを余すところなく、分かりやすく、ツボを押さえた書き方で書かれています。
「建築士になるための知識」ではなく、
「建築士として食っていくための知識」
を詳しく教えてくれる本です。
私が知る限り、今までにこのように具体的な書籍はないので、とても貴重です。
仮に就職先選びに失敗したとしても、
この本に書かれていることを正しく理解、実践できるようになれば、
実務経験3〜5年分くらいは取り戻せるのではないかと思います。
(個人差はあると思います)
建築知識ビルダーズ38 プロセスから学べ スーパー工務店の一発OK!間取り術
住宅の設計者を目指す若者が読むべき3冊の2冊目は「建築知識ビルダーズ」です。
「建築知識ビルダーズ」は、工務店や設計事務所などの住宅実務者向けの雑誌ですが、
トップランナーの建築家や工務店のノウハウや事例、連載がとても充実しています。
その中でも特にこの
「建築知識ビルダーズ38 プロセスから学べ スーパー工務店の一発OK!間取り術」
は必読です。
特にこれから住宅の設計者を目指す若い人にとって必見な内容が詰まっているのが、下記の特集です。
【特集】
プロセスから学べ
スーパー工務店の一発OK!間取り術
・生活動線を視覚化(あすなろ建築工房)
・グリッド厳守の設計(チトセホーム)
・プロセスにこだわるプレゼン(ヤマヒロ)
個人的には、あすなろ建築工房さんのノウハウは素晴らしいと思いました。
こちらの記事で詳細が分かります。
家づくりではクライアントのライフスタイルのヒアリングは必須ですが、
それをきちんと体系化して、具体的にアウトプットする設計手法を確立できていることは凄いと思います。
その貴重なノウハウを開示しているのも驚きです。
学びは得られるのかもしれませんが、簡単には真似はできないのかもしれません。
新人だけではなく、ベテランの設計者にも役立つノウハウです。
「家を建てたくなったら」
丹羽修(著) WAVE出版
住宅の設計者を目指す若者が読むべき3冊の3冊目は
です。
「家を建てたいな」と漠然と思った人が、まず何から考えていけばいいのかを、建築家の著者が、すまい手にアドバイスするように書かれている本です。
そもそも家を建てるということはどういうことなのか、心構え、間取り、収納、建材の問題、建築家選びとその付き合い方、お金の話などを、著者の「主観」で、丁寧に解説してあります。
「どんな家がほしいか」よりも「どういう暮らしがしたいか」を優先し、その実現のために自分で「家づくりノート」を作ることを提案しています。これはすべてのすまい手にお勧めの方法です。
家づくりはテクニックやノウハウの前に「主体性」が重要です。
他にもいろいろ良い本はあるのですが、まずは基本の3冊ということで特にオススメしています。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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