公開日:2019.04.24
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名著「ファクトフルネス」を読んで思うこと
ファクトフルネスとは何か?
全てのものごとの判断の成否を決めるのは「ファクト(事実)」の精緻さです。
そもそも事実を誤認していたら、正しい問題解決など存在しません。
「FACTFULNESS ファクトフルネス」は、あのビル・ゲイツが「名作中の名作」と大絶賛した名著です。正真正銘の大ベストセラーです。
著者のハンス・ロスリングさんは、医師、グローバルヘルスの教授、そして教育者として有名な人物です。
世界保健機関やユニセフのアドバイザーを務めた彼のTEDトークは、何とのべ3500万回以上再生
著者が広めようとしたのは「事実に基づく世界の見方=ファクトフルネス」です。
なぜ、リーダーの地位にある人間は、ファクトフルネスを身につけなければならないのかも考えさせられました。
この本を読むと、日本のなかで議論されていることが、かなり思い込みやステレオタイプに囚われているということを痛感させられます。
ファクトフルネスで示されていること
著者の言う通り、私の冒頭の13の問題の正答率はとても低かったです・・・。
その理由は下記の10の本能に基づいているようです。
・分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
・ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
・直線本能 「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み
・恐怖本能 危険でないことを恐ろしいと考えてしまう思い込み
・過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み
・パターン化本能 「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み
・宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
・単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
・犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
・焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
ファクトフルネスの大まかなルール
・分断本能を抑えるには・・・。
→大半の人がどこにいるのかを探そう
・ネガティブ本能を抑えるには・・・。
→悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておこう
・直線本能を抑えるには・・・。
→直線もいつかは曲がることを知ろう
・恐怖本能を抑えるには・・・。
→リスクを計算しよう
・過大視本能を抑えるには・・・。
→数字を比較しよう
・パターン化本能を抑えるには・・・。
→分類を疑おう
・宿命本能を抑えるには・・・。
→ゆっくりした変化でも変化していることを心に留めよう
・単純化本能を抑えるには・・・。
→ひとつの知識が全てに応用できないことを覚えておこう
・犯人捜し本能を抑えるには・・・。
誰か責めても問題は解決しないと肝に銘じよう
・焦り本能を抑えるには・・・。
→小さな一歩を重ねよう
何かを語ったり、意思決定するなら、まずは「ファクトフルネス」を身につけなければならないと思いました・・・。
しばらくは、「ファクトフルネスの大まかなルール」を覚えたいと思います!
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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