公開日:2018.09.01
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日本は大災害から何を学んだのか?「防災の日」に考えること
9月1日は「防災の日」
95年前の今日、「関東大震災」は起こりました。
日本は、近世以降をみても、富士山噴火を伴った宝永地震、関東大震災、東日本大震災などがありました。
「耐震」の重要性に対する意識は高いのに、それを実行しようとしない人。
「避難指示」があっても、逃げない人。
日本人の精神には無常観が育っているといわれていますが、災害に対して一種の「諦念」につながり、いまいましい過去を忘れ去ろうとする心性を生んでいるのではないでしょうか。
世界一の地震国である日本が経験してきたこと
1948年の福井地震を機に設けられた「震度7」が、阪神大震災までの46年間、適用されずに過ぎました。
新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震。それからの日本はたびたび最大震度7の揺れを体験してきました。
とりわけ東日本大震災がもたらした惨害を、いまもわたしたちは乗り越えられないでいます。
そんな状態のまま、西日本豪雨が起こってしまいました・・・。
南海トラフ地震の脅威も深刻です。
災害への向き合い方は変わりつつあるが、備えが徹底しているわけではありません。
最悪の事態を考えないようにして、この国の人々は生きていると感じています。
今日からできる災害への備え
地震や台風、大雨など、いつ大きな災害に見舞われるかはわかりません。
いざという時は、スマートフォンが役に立ち、心強いです。
緊急速報を受け取ったり、アプリ版の災害用伝言板を使ったり、サイトの災害用伝言板を使ったりできます。
過去を守りたいために、未来を否定する(最悪の事態を考えない)ことは本当にやめたいです・・・。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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