答えは全て現場にある!家づくりを依頼する前に必ず工務店の現場を確認しよう
工務店との家づくりを選択した場合、お気に入りの会社と出会うことができたとしても、本当にその会社に依頼してよいのかどうかは最後まで悩みますよね。実は決断するための答えはその工務店の現場にあります。なぜ現場に行くとわかるのか、その見抜くポイントについてお伝えします。
施工中の現場は必ず見学させてもらう
失敗しない家づくりへの鍵は、「まじめかつ向上心があり、優秀な大工や職人を抱える技術力のある工務店」を選ぶことです。
実際に選んだ工務店が本当に信頼できるかどうかを見分けるために、社長や現場監督に話を聞くことが大前提ですが、まずは現在施工中の現場を見せてもらいましょう。
施工中の現場は、大工さんを中心に様々な職人さんが出入りしており、木材や建材などが置かれています。筆者の経験では優秀な工務店の大工さんや職人さんは、作業中はともかく、仕事終わりには必ず現場を掃除して整理整頓しています。現場が汚いとミスや怪我の原因になるからです。工事中とはいえ、あまりにも現場が汚い、散らかりすぎている場合は要注意です。
OB施主の家を見学させてもらえるようにお願いする
お気に入りの工務店を選ぶことができたら、多少無理なお願いにはなりますが、その工務店のOB施主の家を見学させてもらえるようにお願いしてみましょう。
今までのお客様と良好な関係を構築している工務店であれば、少なくとも1〜2軒はこのような相談に協力してくれるお宅があるはずです。
見せてくれるということは、いろいろな現場の中でも、その工務店にとって問題なく建てられた「見せてもよい住宅」であると考えられます。その現場を担当した現場監督や大工さん、職人さんをヒアリングできると、工務店に「できればこの現場監督さんに担当してもらいたい」というお願いが可能かもしれません。(工務店側の事情やタイミングの問題もあるので、無理強いは禁物です)
まとめ
良い工務店には、よい関係性を持ったOB施主がいると思います。その方にお話を聞くのも良い方法です。紹介できるOB施主が一人もいないというのは、工務店としては建てっぱなしと言われても仕方がないかもしれません。お客様から現場見学を希望した際に、積極的に現場を案内する会社は良い工務店と言えるでしょう。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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