公開日:2016.03.28 / 最終更新日:2018.11.03
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ユニークな発想で生まれる新たなプロジェクト
アンドロッジが中心となり新しい価値を生み出しているサービスの話に続き、この後編ではアンドロッジが実際に手がけているプロジェクトについて詳しく話をうかがいました。
アンドロッジは、建築設計事務所でありながら、リノベーションやサブリースなどのソリューションを活用して、個人から事業系のクライアントに新しい価値を提案しつづけている会社です。
中編では、アンドロッジの事業内容についてお聞きしました。今回の後編では実際に手がけているプロジェクトについて、詳しく話を聞いてみます。
畑山さんに、現在進行中のプロジェクトについて聞いてみる。
「カメラスタジオ(マンションの店舗部分を改修)や、マンションの大規模リノベーション、世田谷の木造一戸建て住宅などの案件が進んでいます」
住宅の設計依頼は、友人・知人からの相談もあるが、ホームページよりお問い合わせをいただくこともあるという。
「友人・知人の場合、最初は相談だけという感じでアドバイスのみ行っていた方が、やはり頼みたいということで、設計依頼へと進む場合もあります」
「基本的なスタンスとして、いろいろなことをアドバイスしてなるべくお施主様が決断しやすくなるように努めています。特にアフターメンテナンスのことは重視して説明するようにしています」
計画中のプロジェクトの中には、非常にユニークなコンテンツを含んだものもある。
現在、「猫ブーム」が到来しているといわれているが、アンドロッジは東京都内に猫専門の宿泊施設を計画中らしい。
猫付きAirbnbというものだ。
「オーナーが猫好きで、猫がいる宿泊施設を思いついたのです。猫カフェの宿泊版ですね。事業計画から携わっています」
「設計だけではなく事業計画から関わらせてもらう仕事の場合、お施主様=お客様ではないかもしれません。お施主様=共同事業者というほうが近いかもしれないと思うことがあります」
「この計画が成功したら、次は自社のサブリース物件で猫のAirbnbを手がけたいですね」
畑山さんに今後やりたい仕事について聞いてみる。
「海外で仕事をしたいですね。先日も知人から、ネパールでのプロジェクトの相談を受けました」
日本国内でも沖縄など遠隔地での仕事を経験したことで、やり方次第では海外の仕事もできると感じたらしい。
「ネパールも、大地震からの復興が進んでないので、プロジェクトを手がけつつ、現地にビジネスを生み出したいと考えています」
海外で仕事をするため、英語を勉強中なのだという。
「個人レッスンの他、海外ドラマを繰り返し見るなどしています(笑)」
「日本国内においても、海外の投資家とのプロジェクトで、英語でコミュニケーションをとりたいこともあります。また海外に行って、現地のクライアントとも仕事したいという願いもあります」
畑山さんに今後の会社運営について聞いてみる。
「良い案件が見つかればという前提ですが、2年に一つは新規のサブリース物件を手掛けていけるといいですね」
設計事務所として、サブリースの事業ができるというのは大きな強みだ。
仕事について心がけていることを畑山さんに聞いてみる。
「正確な情報のみ伝えることです。そのプロジェクトに関連する全員が、誰も損せず、プラスになることを常に心がけています」
アンドロッジは、そのプロジェクトに関わる人たちの知識や経験等を集め、仕組み化し、その可能性をデザインし、提供している。そこから新たな「ビジネス」が生まれ、また新たに人が集まり、仕事が集まり、価値を生み出している。
これから住まいを求める人へのメッセージを聞いてみる。
「新築はもちろんですが、既存の建物を新しいアイデアでリノベーションして住まいをつくる場合など、今までになかったことをやりたい場合は気軽に相談してほしいですね」
これからの住まい選びでは、中古の一戸建て住宅やマンションを購入しリノベーションして暮らすことや、古いビルなどで使われていない部分を改修し住居として転用した空間に住むというようなことも増えてくるだろう。
そうした住まいを求める人に、アンドロッジは最適なつくり手かもしれない。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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