自分に合った家づくりを工務店と実現するために必要なステップとは?
本当に自分に合った家づくりをつくるために大切なことは何でしょうか?それは住まいづくりのパートナーに正確に自分の要望や想いを伝え、安心安全で快適、そして美しく丁寧にカタチにしてもらうことです。そのために頼りになるのは「地域の優秀な工務店」です。工務店との家づくり納得できる家づくりを進めるためのポイントについてお伝えします。
好みの工務店を選ぶには徹底した情報収集と面談時の第一印象が重要
自分の感性に合う、良きパートナーを見つけること。人生と同様に、家づくりでもこの点が最も大切なことです。
工務店の種類と仕事を理解するには「工務店」の種類と仕事を理解しよう!をご確認ください。
まずは徹底した情報収集です。気になる工務店がいれば、雑誌情報やウェブサイトのコンテンツ、ブログやSNSでの発信、地域でも評判などを吟味してください。そうした中から、自分の考え方や感性に合うパートナーを見つけることが重要です。
工務店の選び方のポイントについては、「失敗しない工務店選び、10のポイント」をご確認ください。
次に大切なのは、実際に会って話を聞くことです。工務店への面談申し込みは遠慮することなく打診してください。最初の話し合いや相談で料金が発生することはまずありません。そこで「ちょっと合わないな」と思ったら、設計提案の前にきちんと断ってください。迷いがある中で話を進めてもうまくいきませんし、工務店にも迷惑をかけなくてすみます。
工務店にお気に入りのものを知ってもらうことでイメージが共有できる
家づくりを相談したい工務店が決まったら、具体的な設計案づくりが始まります。施主として伝えたい希望や要望はいろいろありますよね。そこではルールなど気にせず、自分の伝えやすい方法で伝えてみてください。
希望や要望を自分なりに整理して伝えたい場合には、「企画書」を作成するのもオススメです。ハウス・ベース株式会社では、「家づくりの企画書」と題した家づくりノートを無料でご提供しています。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
自分のお気に入りのものを見てもらうことは、要望を伝えるために有効な手段です。施主側で「これは家とは関係ないから」と考えていることが、実は家づくりに結びついている可能性もあるからです。家はそこに住まう人々そのものだからです。
また実施設計(申請したり工事を行うための最終設計案)が固まった後では、修正を加えたくても難しいことがあります。夫婦それぞれが好みを伝えること、二世帯住宅であれば親世帯、子世帯双方の好みを知らせることが、納得できる家づくりには大切です。
次世代につなぐ家に性能は重要!耐震やエコハウスが得意な工務店がオススメ
家づくりの現実に目を向ければ、どうしても予算と希望のバランスを取る必要があります。最終的に予算が足りないとなると、目に見えない構造躯体や断熱材などが犠牲になりやすいのも事実です。
しかし、耐震性を確保するための構造計算や構造躯体は安全安心な住宅のためには必須ですし、省エネルギー性を確保するための仕様に関する費用は光熱費の削減効果などにより数年で元はとれます。
構造計算については「構造計算の義務がない? 耐震性が保証されていない家に、あなたは住めますか?」をご確認ください。
省エネルギー性能を考える上で必ず知っておきたいことは「断熱性能は「UA値」、気密性能は「C値」でわかる!」をご確認ください。
建築基準法などの法律を満たしているから立派な家ということでは決してないのです。そもそも耐震性や省エネルギー性は元をとれるかどうかの問題ではなく、次世代、次々世代まで見据えた家づくりを考えるために必要です。
まとめ
世界一の地震国である日本、そして気象変動がますます激しくなる今の時代にあっては、住宅の多耐震性能や環境性能は第一に重要視したい項目です。家づくりを依頼する工務店には、こうした課題に対して自社としての確固たる技術やノウハウを確立できているかを必ず確認してください。「お客様の要望や予算に合わせて性能を組み合わせます」という工務店は信頼できません。住宅の基本性能については明確な方針が決定している工務店の方が確実に信用できます。
今回ご紹介する優秀な工務店
リモルデザインは、設計事務所案件の見積り依頼や施工の実績が多い工務店です。リモルデザインは、設計者が考えるデザインの意図を把握し、施工図(造り方を指示する図面)等で納まりを検討して、現場で指示することを常に心がけています。
リモルデザインの場合、限られた情報でも内訳書を含めて20枚以上となる精度の高い概算見積書を作成しています。その概算見積書には、何にどれだけお金がかかっているかが明確に示されているため、設計事務所が設計案と予算の調整を行う際の有効なデータとなります。設計事務所に設計を依頼しているお客様にとっても、優先順位を検討でき、金額の増減について把握しやすくなると思います。リモルデザインが設計事務所から評価を受けている大きな理由です。
HOUSEBASE 代表取締役 植村将志
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